浴室では「裸になって体をあらう」「リラックスして疲れを癒す」「常時水の掛かる部屋」として、他の部屋とは違うたくさんの機能が求められます。
浴室リフォームのプランを立てる際には、まずこの3つのキーワードが満たされているか順番にチェックしていきましょう。以下のポイントで気になる部分があれば、アジャストまで気軽にご相談下さい。
浴室リフォームの最近の傾向は、ただシステムバスを入れ替えるだけでなく、面積を広げたり、2Fの日当たりの良い場所への移動、庭やバルコニーに向かって開放的な作りにするなど、もっと広くのびのびした空間にしたいという希望が増えています。例えば浴室に面積があまり取れない場合は、洗面と洗面脱衣室をガラスで間仕切る、庭など外部へ向かって開放的な空間作りを行うのもいいでしょう。浴室を開放的にすることで失敗しがちなのが、外からの視線への配慮です。窓の反対側の壁に照明器具を付けると、照明器具→身体→窓の順番になり、不透明ガラスでも窓にシルエットが映ります。浴室リフォームでせっかく窓を大きくしたのに、ブラインドは閉めっぱなし、外に新しく目隠しフェンスが必要になったなどということにならないよう、外からの視線をよく確認しておきましょう。
冬の寒い日にお風呂に入ると、寒くてぶるっと震えたり、心臓がドキッとしたりすることがあります。これが温度差による急激な体調変化「ヒートショック」です。浴室は裸になってお湯を使う場所ですから、ケガの危険を防ぐだけでなく、室温が体調に及ぼす変化にも十分な注意が必要です。浴室と洗面所に温度差を作らないよう暖房器具を取付けましょう。また、1台で浴室床暖房が使える給湯器もあります。給湯器の性能をよくチェックして選びましょう。
裸で転べば大ケガをしてしまう可能性がありますから、浴室では転倒対策が肝心です。床は滑りにくく段差が無いこと、体制を変える場所には手すりの取り付け、ガラス面には間にシートを挟んだガラスやアクリルパネルを使うなど、安全対策を考えましょう。そして意外な危険が、「使いやすいタオル掛け」です。立ち上がるときついつかまってしまう位置についていると、とっさのときにつかまり全体重をかけて転んでしまいます。タオル掛けはつかみにくい位置に取り付けるか、手すり兼用のタオル掛けを取り付けましょう。
施工例