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ベタ基礎と布基礎の違いについて:基礎選びのポイント

2024.06.15

家を建てる際、外観や設備にこだわる人は多いですが、家の基礎にこだわる人はどれくらいいるでしょうか?
実は、基礎は住宅の寿命や安全性に直結する非常に重要な要素です。
今回は、住宅の基礎としてよく使用される「ベタ基礎」と「布基礎」について、より専門的な視点から解説します。

基礎とは?
基礎は建物の重さを地面に均等に伝える役割を持つ、住宅の最も重要な部分の一つです。
適切な基礎がないと、建物が沈下したり、地震時に大きな被害を受けるリスクが高まります。
基礎の選定は、住宅の安全性を左右する重要な工程です。

ベタ基礎とは?
ベタ基礎は、建物全体を厚いコンクリートで覆う基礎の形式です。
以下に、ベタ基礎の主な利点を挙げます

1.広範囲な支持力:建物全体にわたる基礎が、建物の荷重を広範囲に分散します。
これにより、局所的な沈下や傾斜を防ぎ、長期間にわたって建物の安定性を保ちます。
2.湿気対策と害虫防止:全面コンクリートのため、地面からの湿気や害虫の侵入を防ぎ、シロアリなどの被害を軽減します。
特に木造住宅では、この点が大きなメリットとなります。
3.耐震性能:ベタ基礎は、地震による地盤の変動にも強く、液状化現象が生じやすい地盤でも建物をしっかり支えることができます。

ただし、ベタ基礎は施工に手間がかかり、コストも高めです。
しかし、長期的な耐久性や安全性を考慮すると、非常に価値のある投資と言えます。

布基礎とは?
布基礎は、建物の柱や壁の部分にのみ基礎を設ける形式です。布基礎の主な特徴は以下の通りです

1.コスト効率:使用する鉄筋やコンクリートの量が少なく、施工が比較的簡単なため、コストを抑えることができます。
予算に制約がある場合には魅力的な選択肢です。
2.適用条件:しっかりした地盤や、木造や軽量鉄骨造などの軽い建物に適しています。この条件下では十分な耐久性を発揮します。
一方で、布基礎は局所的な荷重集中に対する耐性が低く、地盤が弱い場所や重い建物には不向きです。

また、地面からの湿気や害虫対策が必要となり、特にシロアリ被害には注意が必要です。

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