2022.10.10
照明は部屋のインテリアとしてだけでなく、空間の心地良さや機能性を大きく左右します。
私たちの快適なくらしを実現するための照明テクニックをいくつかご紹介します。
■リビングでは複数の照明を組み合わせてみる
リビングはすまいの中で最も過ごす時間が長く、用途もさまざま。何か作業をするには十分な明るさにでき、ゆっくりとくつろぐ際は照明を暗くするなど、フレキシブルな対応ができるようにしたいものです。
そんなときは、大きな照明をひとつ設置するのではなく、ダウンライトやフロアランプと組み合わせた照明を利用するのがおすすめです。
ダウンライトとは
ダウンライトとは天井に埋め込んで使用する照明器具です。
小型で筒状のものがおおく、主に局部照明として利用されます。
ダウンライトの最大の特徴のひとつは天井がフラットになることです。
ダウンライトはシーリングライトやペンダントライトとは違い天井から飛び出さないため、お部屋がすっきりとした見た目になります。
フロアランプの選び方
シェード型
「シェード」とは「笠」のことで、細長い支柱の上についた電球が笠のようなカバーで覆われているフロアランプがこのタイプです。
シェード部分には布やガラス、アクリル板などいろいろな素材が使われますが、光を通す透過性の高い素材が多く、シェード全体が淡い光を放つような灯りが一般的です。
笠の色や素材と電球の色の組み合わせで光の雰囲気を変えることができます。
グローブ型
グローブ型は、電球を透過性の素材で覆ったフロアランプです。
電球が直接見えないように乳白色のアクリルやガラスで覆っているものがほとんどですが、敢えて電球が見えるような素材が使われたものもあります。
形も色もさまざまで、ボール型や円筒型、さらには星形や動物の形をしたものなど、主に明るさよりもデザイン性が求められる事が多いのが特徴です。
スポットライト型
スポットライト型は、シェード型のフロアランプと同様に細い支柱の上に笠に覆われた電球がついていますが、シェード型と違って電球部分または支柱の角度がフレキシブルに変えられるのが特徴です。
ほとんどのランプの笠が光を通さない素材で作られており、光が一方向に集中するので、狭い範囲を直接照らすのに向いています。
人は、明るすぎる光よりも、少し暗めの照明の方が落ち着くもの。リビングでは照度を調整できるようにしておくと、より安らげる空間にできるでしょう。
■調理をするキッチンには、食材がよく見える明るさが必要
料理を作るキッチンには、調理する食材の状態が正確に判断できるよう、明るい光が必要です。
昼白色の蛍光灯を使ったり、複数の照明を同時につけたりして、明るく保つ工夫をしましょう。
例えば、オープンカウンターがありキッチンとリビングが一体となった空間の場合、ライティングレールを取り付けてペンダントライトを下げると、おしゃれなカフェバーのような雰囲気になります。
キッチンで調理するときは、天井の照明とペンダントライトの両方をつけて、リビングにいるときはペンダントライトのみをつけるなど、使い方のバリエーションも広がります。
■ベッドルームには落ちつきのある照明
寝室は眠るまでの時間をゆったりと過ごす場所なので、心が落ち着く雰囲気にすることが重要です。
照明の色は落ち着いた雰囲気を演出できる暖色系がおすすめです。
寝室が書斎としての役割を兼ねる場合は、デスク周りや枕元などに昼白色の蛍光灯を用意しておくと便利です。
照明の種類によっては、お部屋を明るくするだけでなく、印象を変えることも可能です。
キャンドルや間接照明などを上手に取り入れてイメージチェンジすれば、同じ部屋でもさまざまなテイストで楽しめます。
雰囲気を変えたい時は間接照明を
さまざまな種類の間接照明を取り入れて部屋の雰囲気を変えるというのも、演出テクニックのひとつ。シェードに柄がついているものや布・和紙を使用しているもの、インテリアとしてもおしゃれな形の間接照明もあるので、豊富な種類の中からお気に入りを見つけるのもいいと思います。
いろいろな照明テクニックを使って、快適な空間づくり証明にこだわってみてはいかがでしょうか。
快適な空間と照明
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アジャストの加藤でした。