2017.08.01
前回も耐震リフォームに必要な部材について書かせていただきましたが、今回は制震ダンパーをご紹介いたします。
その名は「TRCダンパー」国土交通大臣認定「壁倍率」取得〔認定番号:FRM-0372〕です。
まず制振とは
地震対策のコンセプトは、大別して3種類に分かれます。それぞれにメリットのあるなか、お薦めしたいのが「制震」です。『制震』は、建築コストに対して安価に建物の安全性を高める新技術です。
TRCダンパーの特徴は特殊粘弾性ゴムで振動エネルギーを吸収し、木造住宅を守る制震装置です。震度6強の地震で、水平変位を最大20%~50%程度減少させる効果があります。
またTRCダンパーの仕組みは「特殊粘弾性ゴム」をダンパーに入れ伸び縮みさせることで、地震エネルギーを熱エネルギーに変換、吸収し、制震に高い効果をあげてます。
制震ダンパー導入のメリット
繰返しの地震に強い
「耐震」は家の強度を上げる事により地震による倒壊の危険を回避(耐震)しますが、被災するごとにダメージがたまり強度が落ちてしまいます。TRCダンパーを利用した「制震」は地震エネルギーを吸収することが出来るので、耐震に比べダメージの蓄積が小さく、余震など繰り返しの地震にも高い効果が望めます。
間取りの自由度がアップ
設計時、壁や柱を削ると耐力壁が減り、家の耐震力が落ちてしまいます。
TRCダンパーをとりいれれば、壁量が少なくとも耐震性を確保することが出来るため、間取りの自由度が上がります。 また、無料での導入シミュレーションを行う事で、事前に制震効果の確認が可能です。
TRCダンパー実大実験映像
弊社は二度の激しい揺れと長期の余震のあった熊本地震以降、耐震補強リフォームをご検討のお客様には制震ダンパー導入をお勧めしております。
またご自宅の耐震性にご不安のあるお客様は弊社建築士(耐震診断士)の耐震診断を無料で行っておりますので是非ご相談下さい。
アジャストの加藤でした。
地震対策は大別にして3種類に分かれます。
制震ダンパーは、木造住宅のリフォーム時の耐震補強に効果を発揮します。
制震ダンパー導入で間取りの自由度がアップします。