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放置したら危険!バルコニーの劣化は雨漏りの原因!

2017.11.14

バルコニーの劣化が原因による雨漏りは時々ご相談を頂きます。
ベランダには、枯葉やホコリ、土、砂、虫の屍骸などいろいろなものが落ちてきます。 これらが排水口に貯まり、雨水を排水できない状態になっていると、水が溜まる原因になります。
また防水機能が低下している状態でベランダに水が溜まると、屋内へ侵入する可能性があり雨漏りの原因になります。

長年、雨風、日光にあたり、また人の出入りや物を置いたりしていると劣化が当然すすみます。
ちなみにベランダの防水は下地となる防水層があり、その表面にトップコートを塗ることで構成されてます。外壁や屋根と同様に年数が経つと劣化してきます。放置すると雨漏りの原因になりやすい箇所なので注意が必要のようです。

木造戸建のベランダ防水工法について、よく使われるFRP防水orウレタン防水について解説したいと思います。
防水工法にはFRP防水、ウレタン防水、アスファルト防水、シート防水(塩ビ、ゴム)などがありますが、木造一戸建のベランダやバルコニーの場合は、ほとんどがFRP防水かウレタン防水です。一般的な施工方法はFRP防水の方となります。

では一番多く使われているFRP防水工法とはどのようなものでしょうか?
FRPとはFiberglass Reinforced Plasticsの略で、樹脂に補強材として繊維を組み合わせて作る繊維強化プラスチックの事です。軽量なのに丈夫という特徴があり、ボートや自動車、鉄道、宇宙航空産業など幅広い分野で利用されています。
ベランダ防水には、不飽和ポリエステル樹脂にガラス繊維を組み合わせた、ガラス繊維強化プラスチックが使用されている事が多いようです。耐水・耐蝕・耐候性のある被覆防水層を作り上げることが可能となります。
FRP防水とは軽量で強靭、追従性、耐水性、耐久性に優れている、乾きが早いため工期が短い、成形性が高く繋ぎ目のないシームレスな床面。プラスチックであるため紫外線への耐性は低く、劣化しやすい、施工時に強い臭いを発する、木や鉄の下地には不向き、ウレタン防水に比べると施工費が少し高いといった特徴がございます。
また、ウレタン防水とはFRP防水工法と比較すると施工費が少し安い、軽量で弾力性、耐候性がある、成形性が高く繋ぎ目のないシームレスな床面、乾燥期間が長いため工期が長くなる、FRP防水より劣化が早いという特徴がございます。

ご自宅が築後10年以上の方は確認が必要かと思います。
雨漏りが発生してからではバルコニーの防水費用だけでなく、補修費用などもかかる場合がございます。
ご自宅の防水工事もアジャストへお任せ下さい。

アジャストの加藤でした。
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練馬区大泉学園町3-9-46
株式会社アジャスト 一級建築士事務所

年数が経つと劣化し、そのまま放置すると雨漏りの原因になります。

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