2018.04.02
アジャストの加藤です。
先日,震度6強で倒壊の危険のビル名を東京都が公表しました。
危険性が「高い」とされたのは、紀伊国屋書店の新宿本店が入る紀伊国屋ビルディング(新宿区)、JR新橋駅前のニュー新橋ビル(港区)、日本大医学部付属板橋病院(板橋区)などです。
このうち、科学技術館K棟(千代田区)のように、耐震改修に着手した事例もあった様です。
1981年の法改正前の旧耐震基準で建てられた東京都内の大規模な商業ビルやマンションなどの計852棟について耐震診断をしたところ、約2割が震度6強以上の地震で倒壊・崩壊の危険性が高いことが都のまとめで明らかになったそうです。また危険性がある建物を合わせると全体の3割になるそうです。
東京都が29日に公表した診断結果のまとめによると、震度6強~7の地震で倒壊・崩壊の危険性が「高い」とされた建物は156棟(18.3%)。同じ震度で倒壊・崩壊の危険性が「ある」とされた建物は95棟(11.1%)あり、「高い」と「ある」の合計は251棟(29・4%)でした。
一方、危険性が「低い」とされた建物は584棟(68.5%)。ほかに改修工事中などの建物が12棟ありました。その他、診断結果の報告がない建物も5棟ありました。
新宿にある紀伊国屋書店の新宿本店が入る紀伊国屋ビルディングは危険性が「高い」と診断されましたが
紀伊国屋ビルディングは昭和39年の完成で著名建築家、故前川国男氏の設計として知られ、「都選定歴史的建造物」にも選ばれている建物です。
紀伊国屋書店は「景観を損ねないよう建物内部で耐震補強するよう検討を進めている」そうです。
歴史的な建物はできるだけ残せるようお願いしたいものです。
また、今後予想されている巨大地震に向けた対策も急がなければいけないと思います。
詳しくは下記へ
東京都耐震ポータルサイト
耐震診断が義務付けられている建築物の耐震診断結果等の公表について
http://www.taishin.metro.tokyo.jp/tokyo/seismic_index.html
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