2018.05.14
答えは『CP(防犯)マーク』と言います。
「防犯」を意味するCrime Prevention の頭文字CPを図案化したものです。
※警察庁による侵入犯に対する調査をもとに建物に対する侵入に5分以上かかると大多数が諦めて他の家を狙うとの結果に基き、様々な侵入攻撃に対して5分間以上防御することができるか実際に試験しクリアしたものだけに使用が許されます。
近年、住宅を取り巻く犯罪が増加しているようです。
警視庁の調べでは平成28年の侵入盗窃盗は5,230件、うち住宅対象侵入窃盗は2,750件あるそうです。
住宅対象侵入窃盗は縁側、ベランダ、居室等の窓からの侵入が59.5パーセントと多くなっているようです。
玄関等の出入口からの侵入については40.4パーセントとなっています。
※侵入手段としては下記の4つに集約されるようです。
無締り:鍵を掛け忘れた玄関、窓等から侵入する手口
ガラス破り:ガラスを割ったり、こじ破って侵入する手口
施錠開け:ドア錠等を様々な特殊工具を使用し開錠して侵入する手口
ドア錠破り:ドアの隙間をバール等の工具で破壊して侵入する手口
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kurashi/higai/akisu/ppiking_house.html
自分の家族や財産は自分で守る時代です。
空き巣狙いをはじめとした侵入盗による被害は、決して経済的な損失だけではなく、今までの住まいの安全や安心が一瞬のうちに崩れ去る為、想像以上のショックを受ける方が多いようです。
最近では、侵入盗が、強盗などの凶悪犯に発展することもありますので、かなり深刻なケースもあるようです。
ただし、こうした侵入盗による被害は、犯罪被害に遭わないふだんの心がけに加え、住まいの防犯性を高めることによって、犯行の機会を妨げ泥棒に侵入されにくい住宅にすることは可能です。
すなわち、住まいの防犯性を向上させるリフォームによって自分の家族や財産を自分で守ることが重要となります。
その為には下記の『リフォネット』サイトにある、防犯のヒントをご覧いただく事をおススメ致します。
https://www.refonet.jp/csm/info/type/crime_hint1.html
また、防犯性能の考え方としては『侵入盗の大半は侵入に手間取る家は避ける』という事が分かっています。
ある程度、泥棒の侵入工作に持ちこたえることが出来れば、被害を免れる可能性が高くなるそうです。
防犯リフォームは1箇所だけ部分的に行うのではなく、現在の住まいの中で防犯性の低い箇所を把握し、その全ての箇所の防犯性を高め、泥棒が侵入しにくい住宅にすることがポイントとなります。
ここでは、防犯性向上の対策の考え方を紹介しておきます。
・周囲からの見通しがよいこと。
・敷地内の屋外各部などは、周囲からの見通しが確保されるように配置計画や動線計画、建物の設計などが工夫されていること。
・必要な箇所に防犯カメラなどが設置されていること。
・居住者の帰属意識の向上、コミュニティ形成の促進が図られていること
・近隣の居住者との交流により生まれる地域コミュニティに対する帰属意識が高まるように、出入口の向きや隣地との境界などが工夫されていること。
・犯罪を企てる者の動きを限定し、接近を妨げる構造であること
・住宅の玄関ドア、窓、バルコニーなどに犯罪を企てる者が接近しにくいよう、敷地内の配置計画や動線計画、建物の設計などが工夫されていること。
・必要に応じて、面格子、フェンスなどが設置されていること。
・部品や設備などが破壊されにくいこと
・住宅の玄関ドア、窓などが「侵入盗」などの被害に遭いにくいように、破壊などが行われにくい構造になっていること。
・必要に応じて、防犯性能の高い建物部品(ドア、錠、ガラスなど)が設置されていること。
防犯への対策は完璧に行ったとしても、被害を100%防ぐ保証にはなりません。
また、防犯性能はあまり対外的に明らかにしてしまうことは、防犯性の特徴や弱点を明らかにすることとなり、かえって効果を下げかねません。
また、防犯リフォームの事例としては下記のような対策が必要となります。
〇開口部の侵入のしにくさを高める
・玄関や勝手口のドアについての防犯
玄関や勝手口のドアについては、主錠を防犯性の高いものにグレードアップするほか、玄関には合計2つ以上の錠がかけられるよう補助錠を設置(ワンドア・ツーロック)し、仮に泥棒が侵入しようとしても手間がかかるようにすると有効です。
・窓ガラスについての防犯
窓からの侵入を防ぐためには、クレセント以外に窓枠の上下に補助錠を取り付ける。窓ガラスを破壊されにくいよう防犯フィルムを貼る。合わせガラスなど割れても飛散しにくいものに取り替える。
取り外されにくい構造の雨戸・シャッター・面格子などを設置するなどの対策が考えられます。
・防犯性能の高い建物部品
最近では、様々な建物部品について、製品やカタログに防犯性能の高い建物部品には、それを示す上記のようなマークの付いた共通商標が付けられるようになってきています。
・周囲からの見通しをよくする
泥棒が侵入しても身を隠せないようにするため、周囲から見通しの良いフェンスや生け垣を設置することも考えられます。
ただし泥棒が簡単に乗り越えることができないフェンスの選択や、足場になるものを置かないような注意も必要です。
駐車場の屋根を利用して2階のベランダに侵入されるケースも考えられるので注意が必要です。
また、玄関や門扉部分に、人などを検知すると自動的にランプが点灯するセンサーライトの取り付けや、ホームセキュリティシステムを設置するなどの対策も考えられます。
いずれにせよ、自分の家族や財産は自分で守るといった考えを持つ必要があるようです。
リニュアル仲介
アジャストの加藤でした。
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このマークご存知ですか?CP(防犯)マークと言います。