2018.07.04
都心の住宅街には、かなり狭い土地に小さな住宅が建てられているのを皆様もよく見かけると思います。広い敷地の場合は2階建て住宅だったり、建物とは別の場所に駐車場を設けているのが一般的ですが、狭小地の住宅は、3階建てにして1階部分に駐車場を設けるなど、小さい土地にさまざまな工夫をした住宅を建築しているのが印象的です。
そもそも「狭小地」とは何か?
明確な定義はありませんが、一般的には土地面積15坪(約50㎡)以下の土地を指すことが多い。
「狭小住宅」とは何か?
「狭小住宅」とは、かなり狭い土地に建築している、狭くて小さい住宅のことです。一般的には15坪以下の土地に建てられている住宅が狭小住宅と呼ばれています。居住空間を確保するために、地下室を設けたり、3階建てにすることが多い。
都心部では隣家と密接していることが多く、採光や通風が得にくいため設計の工夫が求められます。
狭小住宅のメリット
1.一番のメリットは、土地の価格が安い点です。
立地などの条件が同じであれば、当然広い土地よりも狭小地の土地の方が価格は安くな
ります。
2.税金が安い
土地や建物の面積が小さいため、それらにかかる税金が安くなるといメリットがあります。
狭小住宅のデメリット
1.住宅が密接している
住宅と住宅との間隔が狭く、騒音などから近隣トラブルになる可能性秘めています。
2.動線が長くなる
狭小地では、地下階や三階建ての住宅にすることが多いため、上下の移動が増えます。
3.窓の位置が限られる
隣の住宅と密接している可能性が高いため、密接している側に窓を作るのが難しい
4.建築費用が高い
狭小地での建築は、トラックや重機の搬入が難しい可能性があり、余計な費用が掛かることが多い。
5.庭が作れない
6.40㎡未満の狭小地は、住宅ローンの融資がつきにくい
金融機関によって様々な基準がありますが、40㎡未満の土地は、住宅ローンの融資対象外の金融機関が多い
7.将来のの資産性に影響がある?
今後の日本は、少子高齢化、人口減少問題があるため、お年寄りには狭小住宅は大変暮らしづらい、利便性が優れている立地にない狭小住宅の場合には、需要が当然落ちます。そのため流動性が悪くなり、結果「資産性」にも影響する。
狭小地に建てる狭小住宅は、利便性に優れている都心部の立地にないのであれば、デメリットの方が大きいといえます。安易に価格が安いからと飛びつくことなく、リニュアル仲介のアジャストへお気軽にご相談ください。
アジャストの加藤でした。
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