2019.09.20
2019年8月20日に日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(略称:木耐協)の宿泊研修会に参加してきました。
その際に、株式会社日本住宅保証検査機構(通称:JIO)様の講演があり、非常に興味深い内容でしたので、本日はご紹介したいと思います。
https://www.jio-kensa.co.jp/(株式会社日本住宅保証検査機構様HP)
戦後、日本の木造住宅の平均寿命は20数年と言われた時代もあったようですが、住宅品質確保法の『住宅性能表示制度』や、長期優良住宅普及促進法において、1990年代からは100年の寿命を目指す取り組みがスタートしました。
耐久性を確保するための設計仕様も様々な形で、検討・基準化されてきましたが、現実は、せっかく長寿命を目指した住宅においても、外皮部分である、屋根や外壁、開口部等から雨水の浸入を起してしまい、躯体内の劣化を進行させてしまっているシーンもあるようです。
結果新築で建てても、比較的早いタイミングで大が掛かりな補修・改修工事が必要となるケースも少なくないようです。
そのようなシーンにおいて、住宅瑕疵担保責任保険という制度もあり、万が一の保険制度はありますが、残念ながら住宅品質確保法の瑕疵担保責任期間である満10年を過ぎてから劣化事象が本格的に進行する事もあるようです。
それも軒の出や庇のない屋根形状、陸屋根やパラペット付き勾配屋根、一体型バルコニーなどの採用により、外壁への雨掛かりが多くなり、防水への依存度が高い密閉型の外皮構造が一般化しているようです。
それも『片流れ』『軒ゼロ』『金属屋根』の3項目に則した物件が雨水侵入の事故が多いようです。
住宅瑕疵担保責任保険法人である『株式会社日本住宅保証検査機構(通称:JIO)』様の調査によると、設計施工基準の雨水浸入部位に関する区分の層分けは、大きく『屋根の防水』『バルコニーおよび陸屋根の防水』『外壁の防水』の3つに分けられているようです。その部分状況は定期的なチェックが必要なようでね。
雨漏りのご相談いただく物件を見ていますと、圧倒的に『サッシまわり』の雨水浸入が多いようです。それについで「外壁の平部分」、「防水層とサッシの取り合い」といった箇所が挙げられるようです。
弊社では建物状況調査(インスペクション)は欠かせないものと考えます。その理由として、長年お住まいのご自宅の現在の状況がわからないという事が挙げられます。
弊社では以前から耐震診断を実施して参りました。その技術を活かして弊社では建物状況調査(インスペクション)の提供を行っています。
弊社でリフォームをご依頼頂いたお客様にはリフォーム瑕疵保険の加入して、減税や住宅ローン減税に必要な適合証明書も発行しております。
耐震補強や内外装、屋根・防水、水廻りリフォームは当社にお声掛けいただければ幸いです。
スタッフ一同お問合せお待ちしております。
アジャストの加藤でした。