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2022.12.18
照明の選び方!「昼光色」と「昼白色」の違いをご存知ですか?
照明には様々な種類がある事と、蛍光灯や電球には色の違いがあり、選択を迷われる方も多いと思います。
また、蛍光灯や電球の色によって部屋の雰囲気だけでなく、人に与える効果も変わります。適切な色を選べば、自分好みの快適な空間が作れますので、本日の記事を今後の参考にお役立ていただければ幸いです。コロナ禍で拡がったテレワークをされる方は自宅で過ごす時間も多い為、気分によって使う部屋を変えてみる事も良いのではないでしょうか?

照明器具の用途と種類について
部屋には様々な用途があるように、私たちの生活の中では多種多様な照明器具が使われています。それらは使用する場所や用途によって分類することができ、照明選びの際にはその特長を知っておくと、お部屋や用途にあった最適な器具を選びやすくなります。ここでは一般的に使用されている照明器具の種類をご紹介します。

(1)ペンダントライト
ダイニング(食卓)など空間アクセントとして演出と機能性をもった吊り下げ型の照明です。デザインや用途も豊富になっています。
<使用場所の例>
リビング、食卓(ダイニング)、寝室、吹き抜け、書斎、階段、和室など

(2)スポットライト
スタイッリュな空間演出に指向性の強い光で、置物や空間の一部を強調したいときに適しています。空間のメイン照明としても人気です。
<使用場所の例>
リビング、食卓(ダイニング)、寝室、書斎、キッチン、エクステリアなど

(3)シーリングファン
ファンを回すことで部屋全体の温度をムラなく保ち冷暖房効果をアップ。照明も兼ねた省エネと機能性を追求した照明器具です。
<使用場所の例>
リビング、寝室、ワンルーム、吹き抜けなど

(4)スタンドライト
部屋のコーナーやテーブルサイド、ベッドサイドなど補助的な灯りとしてご使用頂けます。大きめのフロアスタンドなど空間のインテリアアクセントになる物もあります。
<使用場所の例>
リビング、寝室、ワンルーム、玄関、書斎、勉強部屋、和室など

(5)ダウンライト
ダウンライトは天井とフラットに設置するタイプの照明。空間をすっきりと見せたりディスプレイ等の補助的な使用もできる照明です。
<使用場所の例>
リビング、食卓(ダイニング)、寝室、ワンルーム、玄関、書斎、納戸、キッチン、エクステリア、廊下、和室など

(6)シーリングライト
天井に直接取り付ける照明器具、メイン照明として部屋全体を明るく均一に照らす物や小型で省スペースな空間で使用できる物等デザイン用途も豊富に揃う照明器具。
<使用場所の例>
リビング、寝室、和室、小部屋、ワンルーム、納戸、玄関など

(7)ブラケットライト
壁面や柱に取り付ける照明器具。デザインの幅広さが有るのでインテリアに合わせて選べるラインナップが魅力です。アクセント的な使い方で雰囲気のある光の効果を生み出します。
<使用場所の例>
リビング、寝室、階段、玄関、書斎など

(8)間接照明
光源を天井や壁などに組み込み、建築と一体化させた照明。近年はコンセントに挿すだけで使用できる簡易的な間接照明も増えています。
<使用場所の例>
リビング、ダイニング、キッチン、寝室、玄関、和室など

(9)フットライト
廊下や階段の足元を照らす器具で夜間の歩行を助けてくれます。夜間照明を付けたくない時に効果的です。夜間のみ点灯する物や人感センサー付き等があります。
<使用場所の例>
階段、廊下、寝室など

(10)ダクトレール
スポットライトやペンダントライトなど複数台を取付けする事ができる照明器具。プラグタイプの器具を使って自在な配灯レイアウトが可能です。
<使用場所の例>
リビング、(食卓)ダイニング、寝室、ワンルーム、書斎など

(11)シャンデリア
装飾がついた照明器具、きらめき感のあるお部屋作りにおすすめのシャンデリアはゴージャスな物からシンプルなデザインの物まで、リビングや吹き抜け空間を彩ります。
<使用場所の例>
リビング、食卓(ダイニング)、寝室、玄関、吹き抜けなど

(12)エクステリアライト
防雨性能のある屋外設置向けの照明器具です。エクステリアの演出や防犯上も大きな役目を果たすセンサー付き器具などが揃っています。
<使用場所の例>
玄関、外構、ポーチ、門柱、庭(ガーデン)など

照明器具の変更や模様替えを考えている方に、蛍光灯の色とそれぞれのメリット・デメリットについて解説をしたいと思います。

■照明器具の蛍光灯の色を変えると部屋のイメージが変わる!
蛍光灯・LED蛍光灯の色を変えると、部屋のイメージが以下のように変わります。

(1) 昼光色…スッキリとした明るい部屋になります。青みがかった光の色は集中力を高め、脳を覚醒させる効果があるため、昼光色は勉強部屋や書斎・オフィスなどに適した色です。しかし、明るくはっきり見やすい分、疲れやすく、偏頭痛の原因にもなるようです。
例)洗面所、オフィス、書斎、クローゼットなど
パナソニックでは「クール色」、NECでは「フレッシュ色」とも呼ばれているようです。

洗面台はメイクで使う場所でもあり、適度の明るさは必要です。細かい作業には昼光色が適しています。しかし、青白い光のため屋外に出た時にイメージが異なる恐れもあります。

(2) 昼白色…いきいきとした明るい部屋になります。
例)リビング、キッチン、化粧室など
パナソニックでは「ナチュラル色」、NECでは「マイルド色」とも呼ばれているようです。

昼白色は、より自然な状態で食品の色を確認できます。そのためキッチンの照明に最適です。また、化粧室に利用すると自然な光に近いため他人に見られることを想定した適切なメイクができるようです。

(3) 電球色…落ち着いた温かみのある部屋になります。電球色は料理が美しく見える色なので、食卓や飲食店にも適した色です。
例)寝室、和室、お風呂、廊下など
パナソニックでは「ウォーム色」、NECでは「リラックス色」とも呼ばれているようです。

電球色は落ち着いた暖かみのある色なので、寝室や和室などリラックスしたい場所におすすめです。しかし、比較的暗めでオレンジ色の為、オフィスや化粧部屋などでは不向きです。

蛍光灯の色には、「昼光色」「昼白色」「白色」「温白色」「電球色」があり、主に使われるのは「昼光色」と「昼白色」と「電球色」の3色です。

■注意したい!蛍光灯で衣服が色あせする?!
余談ですが、衣服の色が変わる原因の1つに紫外線が挙げられます。蛍光灯は太陽光ほどではありませんが紫外線が出ており、長期間蛍光灯に当たると色あせの原因になるようです。そのため衣服を保管する際には、蛍光灯の光が長時間当たる場所は避けるようにしましょう。

■電球選びの色温度(ケルビン(K))とは?
電球選びの際には、「色温度(ケルビン(K))」という表記を確認されると思います。そもそも、「色温度(ケルビン(K))」は、主に白色LEDの光源色を表す時に一般的によく使われています。同じ白でも、青っぽいクールな印象の「昼光色」から、赤みがかって温かみのある「電球色」まで、 微妙な色味の違いがあり、照明に使ったときに雰囲気が大きく異なります。

色温度(ケルビン(K))が低い時は暗いオレンジで、色温度が高くなるにつれて明るくなり、色も黄色、白色、青色へ変わっていきます。昼光色・昼白色・白色・温白色・電球色の色温度は、おおむね以下の通りです。

昼光色:6,500~6,700K
昼白色:5,000K
白色は:4,200K
温白色:3,500K
電球色:2,800~3,000K

なお、普通の太陽光は5,000~6,000K、澄み切った場所の正午の太陽光は6,500K、朝日や夕日は2,000Kぐらいといわれているようです。

以上のように、照明選びだけでも色々な知識を持つ必要があります。今後の参考にお役立て下さい。

アジャストの加藤でした。

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