最新情報&ブログ

2017.07.29
耐震補強金物のご紹介
前回は耐震補強壁をご紹介させて頂きましたが、今回は耐震補強金物をご紹介します。

その名はホールダウン金物【いのちまもる】


【いのちまもる】は、既存の住宅に外側から設置する後付けホールダウン金物です。土台と柱を緊結することで、巨大地震時の主な倒壊原因のひとつである「ホゾ抜け」を防止することで家屋が倒壊することを防ぎます。

◆いのちまもる 製品の特徴
◇最大7.36トンの引き抜き力に耐えます!
 鉄筋コンクリート(コンクリート圧縮強度13N/mm2)の基礎に取り付けて、最大7.36トンの柱の引抜力に耐えることが実験により実証されています。
※基礎の強度、鉄筋の有無によって強度が低下する場合があります。

◆衝撃をコントロール
固定しすぎると力が一ヵ所に集中する為、緩衝材として高圧縮ウレタンゴムと、ハイテンションスプリングで衝撃をソフトに吸収・コントロールします。

◆阪神淡路大震災の住宅倒壊原因の一つは「ホゾ抜け」


◇ホールダウン金物の有効性
阪神・淡路大震災で尊い命を奪われた6,343名のうち、建物倒壊によって亡くなられた方は約8割の5,000人を超えていました。どうして、あんなにたくさんの家がつぶれてしまったのでしょうか?
 原因のひとつは、柱が土台から引き抜かれたことが挙げられます。

  ◇ホールダウン金物を使用していた住宅は
         ほとんど倒壊していなかったという事実
木造在来住宅2階建て住宅の場合
 震災当時の建築基準法では、構造計算の義務付けがない2階建て住宅は、接合部の金物の種類が定められていませんでした。その為、柱と土台の接合部は右の写真のように釘や小さな金具で止まっていました。

   ◇木造在来3階建て住宅に被害が少なかった理由
一方、3階建て住宅は構造計算が義務付けられていたため、ホールダウン金物が当時から使われていました。そのため、倒壊の被害がほとんど見受けられませんでした。

木造在来2階建も壁やホールダウン金物などを使って補強する事によってご自宅を守れます。
ご自宅の耐震診断を受付けております。お気軽にお問合せ下さい。

アジャストの加藤でした。

ホールダウン金物【いのちまもる】

木造在来2階建住宅は震災当時、金物の種類が定められてませんでした。そのため上記写真のような釘や小さな金物で止めてました。

一方、3階建住宅は構造計算が義務付けられていたため、ホールダウン金物が当時から使われていました。そのため、倒壊の被害がほとんど見受けられませんでした。

< < トップページに戻る